パワーグリップについて以下のような疑問はありませんか。
「装着方法は?」
「どんな種目でも使える?」
パワーグリップは正しく使うことで、握力の消耗を減らせるなど大きなメリットがあります。
また、脱着も簡単であり誰でもすぐに使用することが可能。
そこでこの記事では、パワーグリップの正しい使い方やおすすめの種目について解説します。
本内容を読むことで、「どう使えばいいのか」がしっかりと分かり、安心してトレーニングできるようになるでしょう。
パワーグリップの使い方

着用方法は、ベロが手の平側へ来るようにして手首へバンドを巻くだけです。
しかし、パワーグリップは左右で形状が似ているため、左右反対に付けないよう注意が必要。
ポイントは以下のように「ベロのくびれ部分が親指側になること」です。


分かりやすくバンド部にRIGHT、LEFTと記載されている商品もあります

次にトレーニング時の使用方法ついてですが、使い方は2通りあります。
1つ目
- 使い方:ベロを器具へ巻き付ける
- 主な効果:握力補助、手の保護
- 対象種目:プル系

懸垂やラットプルダウンなど、腕を引く際に力を必要とする種目では以上のように使用します。
ベロを器具へ巻き付けることで、手に器具がくっついているような状態になるため器具を強く握り込む必要はありません。
プル系トレーニング時に握力の消耗を感じる方は高い効果を実感できるでしょう。
2つ目
- 使い方:ベロを介して器具を掴む
- 主な効果:滑り止め、手の保護
- 対象種目:プッシュ系

こちらは、ショルダープレスやダンベルプレスなど主に押す際に力を必要とする種目での使用方法です。
プッシュ系種目では、器具の重みがそのまま手に乗るため手のひらの保護に最適。
また、ベロの材質によってグリップ力は増しており器具を落とす心配もなくなります。
おすすめのパワーグリップについては、以下の記事で紹介しているので参考にしてみて下さい。
パワーグリップのメリット
パワーグリップのメリットは主に3つ。
握力補助
パワーグリップを使用する最も大きなメリットは握力の補助。
1つ目の使い方でも記載したように、ベロ部を器具へ巻きつけることで本来手に加わる力をベロ部へ転換することができます。
そのため、握力の消耗を気にせずトレーニングを続けられるようになり、狙った部位を最後まで追い込むことが可能に。
とくに懸垂やデットリフトのようなプル系種目は、プッシュ系種目と異なり握力を緩められるタイミングがないため、パワーグリップのメリットを大いに感じられるでしょう。
滑り止め
ラバー素材のパワーグリップは器具を持つ際の滑り止めとしても有効です。
これは、体育館シューズを履くと体育館内で踏み込んだり激しく動いても滑らないことと同様に、ベロ部分の素材によってグリップ力が増すから。
そのため、
- 器具の重心を支えられず不安定になる
- 器具が落下する
といった事故を防ぎ安全にトレーニングを続けられます。
手のひらの保護
ベロの部分を介して器具を握るため手のひらへのダメージを抑えられます。
とくに初心者など手の皮膚が薄い方は、直接器具を握ると皮が剥けたり豆ができやすくなるはず。
トレーニングを続ける点のみでなく日常生活へ支障をきたさない点においても手の保護は必要となるでしょう。

実際に僕も、懸垂を始めた当初は素手で行ったいましたが、手の皮膚がめくれて続けられませんでした。
しかしながら、パワーグリップを使用することで痛みなく実施できるようになり、効率良く鍛える点においても必要なアイテムだと思っています。
おすすめの種目
ここでは、パワーグリップを使用することでより効果的に鍛えられる種目を紹介します。
背中の種目
- 懸垂
- ラットプルダウン
- シーテッドロー
- ワンハンドロー
◎使い方:1つ目
高重量を扱うケースもあり、握り手にかかる負荷が大きい種目。
そのため、握力の消耗が早く腕や肩へ頼りやすくなります。
しかし、パワーグリップを使うことで握力が補助されるため、腕や肩の動員を抑え背中へしっかりと効かせることができます。
肩の種目
- サイドレイズ
- リアレイズ
◎使い方:1つ目
比較的軽い重量で行う種目であることから、ダンベルの持ち方については握るというより指を添える程度で十分。
ダンベルを握り込まないので腕力の動員を抑えることができ、肩へ負荷を集中できるようになります。

軽重量である分、腕で動作すると肩への負荷は著しく減ってしまいます
脚の種目
- ダンベルブルガリアンスクワット
- ダンベルランジ
◎使い方:1つ目
下半身で動作するためダンベルは持っているだけですが、スーパーの買い物袋を持ち歩く時のように時間が経つにつれて握力は消耗します。
そのため、手の痛みによって脚を最後まで追い込めないことも。
手元を気にせず動作することでフォームの維持にも効果的です。
胸、肩の種目
- プレス系(ダンベルプレス、ショルダープレスなど)
◎使い方:2つ目
ここでのメリットは手の保護と滑り止め。
ベロの部分を手と器具の間へ挟むことで、クッション代わりとなるため手のひらの痛みを抑えられます。
また、トレーニングの最中に器具が滑ったり位置がズレると集中力が途切れてしまうこともあるでしょう。
しかしパワーグリップの使用によって、軽く握るだけでも器具をグリップできます。
使用時の注意点
最後に、パワーグリップ使用時の注意点についてです。
器具を握り込まない
パワーグリップを着用していても
- 器具を落としそうで不安
- 素手で行っていた時の癖
といった原因から、つい手元へ力が入ってしまうことはあるでしょう。
ですがこのような場合、せっかくの握力補助は効果を成しません。
とくに使い初めの頃は、ベロ越しに器具を握った際の感覚に慣れていないため、力が入り過ぎないよう意識しましょう。

握る際のイメージは、バーや器具に対して第一関節が触れる程度。
力が入らないよう指先まで引っ掛けないことがポイントです。
適切なサイズを使用する
パワーグリップを有効活用するには自身の手に合ったサイズを使用する事がポイント。
サイズを間違えてしまうと、
- バンドが短く手首が締め付けられる
- ベロが長過ぎる、短過ぎることで器具を握りにくい
というように付け心地が悪く逆効果になります。
そのため、トレーニング前に以下の2点を確認しましょう。
- バンド:手首が締め付けられないかつ手首からズレない程度の長さか
- ベロ:器具へ巻き付けられる長さであるか
適度に外す
最後は個人的な意見ですが、パワーグリップは適度に外すことをおすすめします。
なぜなら、長時間着用し続けていると次のような弊害があるから。
- 血流が悪くなる
- 汗で手首周りのクッションが蒸れる
- バンドが手に食い込んだ状態になる
とくに1つ目の使い方では、パワーグリップ自体が器具側へ引っ張られるためバンドが手に食い込みます。

インターバル中などに外すことで、背負い続けたリュックを下ろした時のような解放感と共に手首をリラックスさせることができます。
終わりに
パワーグリップについて本記事でのポイントは次の通りです。
- 2通り(器具へ巻き付ける、手のひらと器具の間へ挟む)の使い方があり、種目毎に使い方は異なる
- 着用時は左右の付け間違いに注意
- 握力補助や滑り止め、手の保護におすすめ
- サイズが合っていないと逆効果になる
パワーグリップは手首へ巻くだけで使用でき短時間で脱着可能。
握力が弱い、手が痛いなどの理由からトレーニングを中断せざるおえない方にとってとても役立つアイテムです。
狙った部位を最後まで追い込みたい方はぜひ使用してみてください。



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