「三角筋を鍛えて肩幅を大きくしたい」
「ジムへ行かずに鍛えられる方法を知りたい」
三角筋を鍛えたいが、ジムへ行く時間がない、自宅に器具がないという方はいるでしょう。
三角筋は自重トレーニングでも鍛えられるため、筋トレ初心者の方でも肩を大きくすることは可能です。
本記事では、三角筋の自重トレーニングや筋トレ効果を高めるポイントについて紹介します。
継続して取り組むことで、逆三角形の上半身を手に入れることができるでしょう。
三角筋について

三角筋は前部、中部、後部に分かれており、それぞれの働きや日常での使用場面は次の通りです。
前部
中部
後部
これら3つの部位をバランス良く鍛えることで、丸くて大きな肩へと成長します。

結果的に、肩幅は広がり上半身が逆三角形となります
三角筋の自重トレーニング3選
パイクプッシュアップ

鍛えられる部位
三角筋前部
やり方
1. スタートポジション
・腕立て伏せの体制から、お尻を上げて体を「く」の字に曲げる
・両手は肩幅の1.5倍ほど広げる
・頭は背筋と一直線にする(前を向く必要はない)
2. 上体を下す
・肘を曲げて上体を下す
・頭が床へ付く直前まで下す
・頭が両手の間へ位置するように下ろしていく
3. 上体を上げる
・肘伸ばしてスタートポジションへ戻る
ポイント
・背筋を伸ばして行う
→背中が丸まると、三角筋への負荷が小さくなる
・肘は外側へ曲げない
→手首が外側へ向くため、負荷に耐えられず痛めてしまう
→肘が外側へ開いてしまう場合は、両手の間隔を広げて調整する
サイドプッシュアップ
鍛えられる部位
三角筋中部
やり方(右側の部位を鍛える場合)
1. スタートポジション
・体の左側が下になるよう横向きに寝る
・右手は左胸の横に位置するよう床へつき、左腕は体に沿わせておく
・右脚は左足へ乗せておく
2. 上体を上げる
・左の骨盤を支点にして、右肘を伸ばしながら上体を上げる
3. 上体を下す
・右肘を曲げて上体を下す
ポイント
・上体を上げる際、腹斜筋の力や反動を利用しない
→三角筋への負荷が減るため、腕以外は脱力することを意識する
・床へ手をつく位置は、胸やみぞおちあたりにする
→肩付近へ手をつくと、動作時に肘への負担が高まり、痛めることがある
懸垂

鍛えられる部位
三角筋後部
やり方
1. スタートポジション
・両手を肩幅×1.5倍程度に開いて、バーへぶら下がる
・胸を張り、顎を引く
2. 体を上げる
・肘を曲げて、三角筋を収縮させながら体を上げる
・肘が外側へ開かないよう、脇は閉めて行う
3. 体を下す
・肘を伸ばして体を下す
ポイント
・胸を張った状態で行うこと
→三角筋後部へ刺激が入るようになる
・反動をつけずにゆっくり行う
→懸垂は負荷が高くいため、勢いをつけて行うと肩を痛める
・手幅を肩幅ほどに狭めることで、強度を落とすことが可能
トレーニング前はストレッチが重要

以下の理由から、肩はトレーニング時に怪我をしやすい部位です。
トレーニング前にストレッチを行うことで、怪我防止かつ最後まで筋肉を追い込むトレーニングが可能です
ここでは、おすすめのストレッチを3つ紹介します。
肩甲骨回し
目的
肩甲骨周辺の血流促進・可動性向上
やり方
1. 両肩に手を当てる(左手は左肩、右手は右肩へ)
2. 肘で大きな円を描くように腕を回す
回数
前から後ろに10回、後ろから前に10回
肩甲骨寄せ
目的
肩甲骨内転(引き寄せ)の感覚をつかむ
やり方
1. 背筋を伸ばして立つ、もしくは座る
2. 肘を背中側に引くようにして肩甲骨を寄せる
3. 2の状態で1秒キープする
回数
10回
キャット&カウ
目的
背中と肩甲骨の柔軟性アップ
やり方
1. 四つん這いの姿勢になる
2. 背中を丸めて肩甲骨を外側に開く
3. 背中を反らせて肩甲骨を寄せる
回数
10回
終わりに
本記事でのポイントは次の通りです。
- 三角筋は自重トレーニングで鍛えられる
- 肩を丸くするには、前部、中部、後部をバランス良く鍛える
- 怪我防止のため、トレーニング前はストレッチを行う
三角筋を鍛えて、逆三角形の上半身を手に入れましょう!
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